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パンに恋して

2005年秋号

Bon Pain, Bon Vin, Bon Fromage

Bon pain(よいパン)、Bon vin(よいワイン)、Bon fromage(よいチーズ)、この3つがそろっていれば人生は幸福だ!と、フランスでは言い伝えられてきました。今回は、チーズのお話を中心に、一般的に好まれているチーズ、ワインの組み合わせをご紹介します。この秋は、おいしいパンにおいしいチーズ、そして気軽なワインの新しい出会いを楽しんでみませんか。

※掲載のパンや菓子類の取り扱いは店舗によって異なります。
コンテ(ハードタイプ) : ローマ時代から愛され続ける名品
ほどよい塩気と、フルーツを思わせるとまで言われる豊かな風味が特徴です。
雪に閉ざされるフランス東部の山岳地帯で育ちました。
ワインは辛口の白、パンは素朴な味わいのものを。くるみなどナッツ類ともよく合います。

【保存方法】
セミハード・ハード系のチーズは、ラップで包み、冷蔵庫で保存します。


リュスティック
ブルサン・アイユ(フレッシュタイプ) : チーズ初心者のおもてなしに最適
フロマージュ・ブランにハーブを混ぜ込んだ北フランス・ノルマンディ地方のレシピをヒントに生まれたさわやかチーズ。ワインとよく合うにんにく入りです。ワインは軽い口あたりのものならなんでも。ほのかな酸味のパン、人参やきゅうりなど野菜スティックとも好相性です。

【保存方法】
パックのまま冷蔵庫で保存。固形のものはラップで包みます。


パン・ド・ロデヴ
フロマージュ・ブラン(フレッシュタイプ) : ヨーグルトより、酸味がまろやか
フランスの家庭で、たっぷりと食べられているフレッシュチーズ。ハーブや塩、コショウで味付けしても、ジャムやお砂糖で甘くしても。おもてなしならリッチな生地のブリオッシュとシャンパンを。紅茶やコーヒーとも。

【保存方法】
パックのまま冷蔵庫で保存。固形のものはラップで包みます。


ブリオッシュ・ア・テット
ロックフォール(青かびタイプ) : 世界のグルメを虜にした
塩味が強く、羊乳由来のコクがうりのこのチーズは、世界三大ブルーの一つに数えられています。パンはレーズンやナッツの入ったタイプがベスト。ワインは甘めの白。さらにジャムやはちみつを足すと、いっそう塩気がまろやかになります。

【保存方法】
ラップで包んだ上から、青かびを光に当てないためにアルミホイルで包んで冷蔵庫へ。


リュスティック・ノア
ブリ・ド・モー(白カビタイプ) : 王様たちのテーブルの必需品
ねっとりとクリーミーで濃厚な味のこのチーズは、パリ近郊生まれ。「王様のチーズ」とも「チーズの王様」とも呼ばれるチーズです。こんなチーズを最高に引き立てるのは、軽めの赤ワインとバゲット。りんごを添えると口の中がさっぱりします。

【保存方法】
ラップで包み、冷蔵庫で保存。切り口が柔らかいものは、切り口をアルミ箔でおさえその上からラップで包みます。


バゲット
チーズのプロから・・・
「フランスでは、パンとチーズとワインがあれば、もてなしの準備はもう十分。あとはゆっくり会話を楽しみます。私は時間があくとよくマルシェ(市)をのぞきます。すると、つい、パンもチーズも何種類も買ってしまって、それらを友人宅に持ち込んではおしゃべり・・・。一番のお気に入りはくるみ入りのパンです。パンはプレーンでもソフトタイプでも、薄く切ってかりっと焼くだけで、チーズとの相性はぐんとよくなりますね」

本間るみ子氏
1986年、日本初のチーズ専門店「フェルミエ」を設立。年に5、6回のペースで美味しいチーズを探しに欧州各国を訪れる一方、国内では著作活動、セミナーや講演などで活躍中。とりわけ「一村一チーズ」といわれるフランスの食に詳しい。