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パンに恋して

2006年夏号

夏に食べたいパンメニュー

陽射しが強くなってくると、フランスはいよいよバカンスのシーズンに入ります。パリをはじめ都市部の住人たちは都会を離れ、家族で地方の親戚宅に滞在したり、友人たちとゲストハウスを借りたりと、長い休みも経済的に楽しむのがとっても得意。今回は、そんなフランスのバカンスを思わせる、手軽に作れて目にも爽やかなメニューをご紹介します。

※材料は作りやすい分量で表示しています。
ラタトゥイユとカジキマグロのグリルサンド
1.なす、ズッキーニ、トマト、パプリカ、玉ねぎなどの野菜でラタトゥイユを作る。
2.カジキマグロは、塩とこしょう(各適量)で下味をつけてから、網で焼く。
3.厚さ3センチのハードトーストをトーストし、サラダ菜、ラタトゥイユ、マグロをのせ、バルサミコ酢を振りかける。好みでセルフィーユを飾る


●ラタトゥイユは南仏の家庭の味。作り置きがきくのがうれしいところ。のどごしのよい炭酸水は料理を引き立ててくれる

パン・デ・トマト
1.熟したトマトは刻んで、マリネ液(にんにく、オリーブ油、塩・こしょうを各適量)につけておく。
2.スライスしたバゲットの切り口に、にんにくをこすりつけ、オリーブ油をぬり、トーストする。
3.トマトのマリネをバゲットにのせ、好みでイタリアンパセリを飾る。


●数あるトマト料理の中でも、簡単に作れる美味しい一品。きりっと冷やした白ワインがよく合う。

クリームチーズサンド
1.クロワッサンに切れ目を入れる。
2.クリームチーズとローストしたクルミ、マーマレードをはさむ。


●爽やかな甘味と、食感が楽しい一品。夏の太陽を思わせるオレンジジュースと合わせて。おやつにいかが?

ニース風サンド
1.ニース風サラダを作る。じゃが芋は皮をむき、レンジで加熱。食べやすい大きさに切る。玉ねぎとパプリカは薄くスライス、さやいんげんは茹でてから小さめに刻む。すべての野菜をボウルに入れ、さらに刻んだオリーブ、ツナを加え、アンチョビペースト、オリーブオイル、塩・こしょう(各適量)で和える。ゆで卵は殻をむいてスライスする。
2.厚さ1.5センチのパン・ド・ミ2枚にバターをぬり、サラダ菜をしいてゆで卵を並べ、ニース風サラダを挟む。パンを半分に切る。


●たっぷり具材のボリュームのある一品は、ブランチにおすすめ。野菜ジュースで、陽射しの下に出る前にビタミン補給。

フランスの食育・日本の食育 vol.1 食育研究家 松成 容子
フランスの食育で有名な人物に、ワイン醸造学者で味覚研究所所長のジャック・ピュイゼ氏がいます。氏は子ども達の感覚を目覚めさせ、食べることの喜びを知らせようという授業を考案。初めはパリから、今では全仏の小学校にこの授業は広まっています。
心のこもった食べ物を食べて、五感全部で豊かに感じて、それを言葉に変えて覚え、ほかの人と交流することが大切と指導する氏の主張は、「だから、食卓を囲むときは機嫌よく、集中して」「今食べているものの話をしよう」とわかりやすい。
そういえば、ワインの栓を抜くときにはたくさんの表現がつきものですし、飲めば機嫌もよくなっていく・・・。「今、食べているものの作り手や背景を話題にする」。パーティー成否の鍵は、心のこもった食べ物の準備にあるといえるかもしれません。